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2013/3/26 |
富士・富士宮地区、静岡県東部の消費者の皆さんへの呼びかけ、
2014年3月、岳南食肉センターの閉鎖を許していいのでしょうか! |
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- 富士市天間94番地の2、潤井川のほとりにある屠畜場、岳南食肉センター(管理者 鈴木尚富士市長)は、牛・豚等の屠畜解体業務を行なっている岳南食肉事業協同組合(理事長神尾正和)に対し、2013年2月13日、「2014年3月末日を以って同センターを閉鎖する」と口頭で通告してきました。
協同組合の組合員は主に富士市、富士宮市、三島市、沼津市、御殿場市、伊豆の国市、清水町、函南町、静岡市(旧蒲原町)のお肉屋さんや生産者です。施設は富士市と富士宮市で構成する一部事務組合の岳南食肉センター(管理者 鈴木尚富士市長)が所有し、業務委託を受けた協同組合が28名(20名の屠畜作業従事者と8名の事務管理従事者)を雇用して施設を稼働させています。静岡県は屠畜検査員5名を常駐させています。
- 岳南食肉センターが閉鎖となれば、県東部地区には屠畜場が全くなくなります。県東部のまちのお肉屋さん、生産者、岳南食肉センターに働く労働者にとって廃業・失業につながる死活問題ですし、消費者にとっても地元で生産した新鮮で安心安全な食肉・顔の見える食肉が購買できないことになり、大きな損失を蒙ることは必至です。
- 2002年3月、三島市にあった静岡県東部食肉センター(沼津市・三島市で構成)が廃止されました。当時両市は、2005年開設を目標に東部地区の3屠畜場(富士市の岳南食肉センター、御殿場市の御殿場食肉センター、三島市の東部食肉センター)を統合した食肉センターを静岡県に要望して行く方針を組合員に対する説得材料にしていましたが、2013年に至る現在、静岡県から統合食肉センター開設の動きは全くありません。この間2010年3月には、御殿場食肉センターも閉鎖に至り、県東部に残された唯一の岳南食肉センターも2014年3月には閉鎖するというのです。
- 協同組合は毎年岳南食肉センターから約6000万円の委託料を受取る一方、約4500万円の施設使用料を岳南食肉センターに支払っています。差引1500万円を2市が負担していることになります。協同組合は、施設存続を前提に、約1500万円の負担を協同組合が負担してもいい旨と、その場合には施設の買取や無償貸借を管理者(富士市長)に提案していますが、いずれも拒否されています。
- 岳南食肉事業協同組合は、近く静岡県知事と岳南食肉センター組合議会に陳情に参ります。陳情書の内容は別添のとおりです。
(1) 静岡県知事宛 陳情書
(2) 岳南食肉センター組合議会宛 陳情書
- 協同組合としては、静岡県知事宛の陳情書にあるとおり、静岡県の責任と負担において県東部に屠場を整備してもらうこと、それが開設される迄の間は岳南食肉センターが存続できるよう求めるものです。
今後の展開によっては、裁判も辞さない構えです。
- 全国各地で同様の問題が起こっていると思われますが、各地域ではどのように対応・取り組みをしているのか、また既に解決済みの地域はどのようにしてこの問題を解決したのか等、具体的な情報や解決の知恵をご提供いただけませんか。
是非当事務所まで情報をお寄せ下さい。お待ちしています。
又、富士・富士宮地区、静岡県東部の消費者の皆さんの意見をお聞かせ下さい(当事務所のメールアドレス[email protected]、FAX054−247−0509です)。
消費者団体や消費者グループで学習会があれば、私なり協同組合の者が講師で伺いますので呼んで下さい。勿論無料です。
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